ロコポタブログ☆

ポタ先生と私の愛犬ロコンが日々交代しながらお送りするブログです!!

小説 「家政婦のポタ」前編

ハチュキーとチバケンは親の顔も知らないし名前もわかりませんでした。

でもふたりは自分たちは兄弟だと信じていました。

 

ある雨の日、マルキーとシベリーというシベリアンハスキーの♂と♀がコナロカイにやって来ました。

ハチュキー「えっ!!もしかしてパパとママ!?」

ハチュキーは勝手に思い込み走っていきました。

ハチュキー「ボクの名前わかる!?」

マルキーとシベリーは焦りましたがポタさんが魔法でこっそり名前を教えました。

ハチュキー「チバケンどうしたの?」

チバケンは泣きながら言いました。「ずっと信じてたのに・・・兄弟だって信じてたのに・・・ハチュキーには家族がいるんだね!ボクはひとりぼっちだよ!!」

ハチュキー「待ってよ!もし兄弟じゃ無かったとしてもボクらは兄弟と変わらない仲だよ!」

チバケン「ボクだって信じていたかったよ!!でもこのふたりがキミの親だよ!!ボクに家族がいない・・・

自分に家族がひとりでもいるってスゴく嬉しいことだったのに!」

ハチュキー「でも、ボクはチバケンは兄弟だと思ってるから・・・」

チバケンは後ろを向いて泣きながら行ってしまいました。

ハチュキーはどうすればいいのかわかりませんでした。

その後、ポタさんとニョロリンふたりで話していました。

ポタさん「チバケンさんの気持ち私にもわかります!でも、ハチュキーさんもあの哀しみを味わうことになりますけど・・・」

ニョロリン「えっ!!どういうこと?ポタさん」

ポタ「あなたにもいずれ、わかると思います!!」

 

(ハチュキーたちの場面)

マルキー「ハチュキー、いっておかなきゃならないことがあるんだ!!」

ハチュキー「何?」

シベリー「本当はね・・・」

                                   つづく